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今、私たちは急激に加速するネット社会の中にいます。ここ数年でもネットの利用環境は飛躍的に変化し、スマートフォンやタブレットなどによって、いつでもどこでもオンラインゲームやSNSを利用することが可能になりました。
さらにコロナ禍の現状が学校学習の遠隔授業導入を急速に普及させました。学校から個別に支給された端末を毎日持ち帰って、遠隔授業にも対応しているといったことが公立の小中学校でも当たり前になりました。
スマホやタブレットを持つすべての人にとって、いまや『なくてはならないもの』であるのは間違いないでしょう。そんな現代のネット社会の中で、スマホ世代の若いパパママたちはどんな子育てをしているのでしょうか。
ネットの世界は、現代の子育てにも大きな影響を及ぼしていることがわかってきました。 子育てに奮闘する親御さんにとっても、日頃の子育ての不安や悩みを解消するツールとしてスマホは欠かせません。
周囲に相談する相手がいない場合にはネットから情報を集めたり、同じ悩みを持つ親たちと悩みを共有することができます。
また、ママたちをサポートしてくれる頼もしいアプリもたくさん配信されています。食事や排せつなどを記録して体調管理やスケジュール管理の機能をもつアプリや、知育やしつけの幼児用アプリも充実しています。電車の中など、走り回ったり騒いだりすることのできない公共の場所では、小さな子どものごきげんを損ねないようにとスマホはいつも大活躍です。
また家庭の中でも家事をスムーズに進めるためや、自分の息抜きのためなど、おとなしくしていてほしいときには、スマホに子守りをしてもらうこともあるのではないでしょうか。スマホ世代の親たちにとって、子育てをするうえでスマホは重要な役割を果たしているようです。
しかし一方で、こうした子育てが子どもの発達にどんな影響を及ぼすのか、心配する声が高まってきました。
・子育てサポートアプリの充実
・知育アプリの充実(赤ちゃんが興味を持つように工夫されている)
<体への影響>
・五感が育たない
・基本的な動作が身につかない
・視力の低下
・自律神経の発達に悪影響<心への影響>
・愛着形成不全
・無気力、無反応
・好奇心が育たない<社会性への影響>
・人とのコミュニケーションや関わりがうまくできない
・言葉や情緒の発達の遅れ医師や教育分野の専門家も、スマホ育児が乳幼児に与える影響について危惧しています。
日本小児科医会も子どもとメディアの問題を提起し、2013年冬にスマホ育児についての啓発ポスターを作成し、注意を呼びかけています。しかしスマホ育児世代はまだスタートしたばかり。
これらのツールが子どもの成長にどんな影響を及ぼすのかは、まさに今の子どもたちをリサーチし続けることで明らかになってくるということなのです。若い親世代の多くは自分も幼いころから電子ゲームやパソコンに親しんできた経験から、乳幼児期の我が子がスマホやタブレットに長時間接触することにあまり抵抗を感じない人もいるかもしれません。
しかしながら、多くのパパママたちはスマホに頼りすぎた子育てがよいことではないとも感じています。
※ 子どもの前ではスマホを使わないようにしよう
※ 親子で会話を楽しみながら一緒に使おう
※ 外遊び体験や絵本・おもちゃなどを上手に組み合わせて利用しよう
※ 時間を決めて使用しよう親自身がネットに依存しながら子育てをすることや、スマホ育児が子どもの発達に及ぼす影響を知ることで、メディアとの接触を上手にコントロールすることができるのではないでしょうか。
on 2021年9月29日
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