2016.06.15 歯ブラシ
- 私たちが生活していく上でなくてはならない存在の「歯」。あなたの歯ブラシは自分のお口に合っているでしょうか? そして正しい磨き方ができているでしょうか?
毎日きちんと歯を磨いても「磨いている」と「磨けている」にはとても大きな差があります。そこを大きく左右するものの一つに歯ブラシ選びがあります。自分の歯をいつまでも美しく健康に保っていくために、毎日使う歯ブラシは自分に合ったものを使いたいですね。
★歯ブラシ
硬さは基本的には「かたい」「ふつう」「やわらかい」の3種類です。素材は動物の毛やナイロンが多く、グリップは奥まで届くようカーブを描いたものや、まっすぐとしたグリップなどがあります。
また、歯の発達段階に合わせて年齢別に選べるさまざまな乳幼児用歯ブラシもあります。★音波歯ブラシ
200~300Hzの音波の振動によって歯垢や黄ばみを浮き立たせ、直接ブラシの当たっていない2~3ミリ範囲の細菌にもダメージを与えることができます。手でのブラッシングと違い磨きのムラがなく、歯茎のマッサージ効果も期待できます。
しかし歯垢の一成分である不溶性グルカンは残ります。★超音波歯ブラシ
電動歯ブラシをはるかに上回る160万Hzの超音波で細菌の結合をゆるめ、歯垢の一成分である不溶性グルカンも破壊します。ブラシの先はほとんど振動しないので、歯ブラシと同じように使用します。また、超音波は骨や皮膚の創傷治癒を促進する効果もあるため、歯周病の改善や予防に適しています。
あなたは歯ブラシを選ぶときに何を基準にして選んでいますか? 「磨きやすさ」「色」「TVでのコマーシャル」「形」など、いろいろな意見があると思います。特に炎症などがない場合は、親指の幅程度のヘッドで、柄の真っ直ぐとした透明なナイロンの毛の、ある程5度高密度なものがお薦めです。
自分で判断がつかなかったり、磨き残しが気になる方は、一度歯医者さんに相談してみましょう。また、歯ブラシの替えの目安は1ヵ月程度ですが、毛が開いてきたら早めに取り替えましょう
ソフトな柔らかさで、汚れを落としやすい毛先の細いブラシ。
歯と歯の間が良く磨けるように、山切りカットのブラシ。
他にも歯の間の隙間に合わせたデンタルフロスや歯間ブラシを使用すると効果的に歯垢を除去することができます。
凸凹の歯もしっかりと磨けるよう、ヘッドの小さいものやポイントブラシ。炎症がある場合は柔らかいものを使用しますが、歯茎の状態に合わせて選択しましょう。
歯周ポケットの磨きが容易な2列植毛やスリムなヘッドで、毛の固さは普通~柔らかい物。
歯磨きだけでは歯垢の除去率は約60%程度なのですが、歯磨きと一緒にデンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、歯垢の除去率は85~90%以上になります。
ナイロン製の糸が束になってできた「糸ようじ」です。指に巻いて歯の隙間に入れ、反復させて歯と歯の間の歯垢を除去します。
また、繊維をワックス加工して歯と歯の間に入れやすいようにした、フロス初心者におすすめのワックスタイプや、ワックス加工がなく歯間にフィットし歯垢をしっかり除去できるノーワックスタイプなどもあります。
指に巻くタイプが使いにくい方にはホルダー付きフロスがお薦めです。
よくフロスを使うと歯の隙間が広がったと感じる方が多いようですが、それは歯垢が取れたせいで隙間が空いたように見えるだけで、フロスを使用するだけで隙間が広がることはありません。
歯ブラシでは磨ききれない奥歯や凹凸部分を磨く細長い毛先のブラシです。歯周病で炎症した歯茎にも優しく、インプラント・矯正中の複雑な部分も快適に磨くことができます。
針金に小さくて細かい毛を付けた棒状のブラシです。デンタルフロスと同じく、歯と歯の隙間に入れ、数回往復させることで歯間の歯垢を除去します。
水で洗えば数回使用することができ、サイズもSSS~Lと幅広いですが、メーカーによって多少の違いがあります。
2016年6月15日 9:00 AM ishigami