2019.05.15 学校歯科健診
- 令和元年がスタートして半月・・・
長い休日だった人も忙しく仕事をしていた人も、そろそろいつものリズムを取り戻しているころではないでしょうか。
この時期、小中学校では年に一度の学校健診が、各科の学校医によって随時おこなわれていきます。
学校での健康診断では成長期にある子どもたちの健康状態を把握し、健康に問題はないか、病気や異常の疑いはないか、などのスクリーニングをおこなっています。
重要な学齢期の子どもの健康保持・増進を目的とした「健康教育型健診」は、生活習慣病などの予防意識を高め、生活改善の早期対応にも期待されています。
この機会にご家庭でもお子さんのお口の中をいま一度、じっくり観察してみてはどうでしょうか。
小さいお子さんは乳歯の残存数や第一大臼歯(6才臼歯)の状態などを注意してみてください。
いままで気がつかなかったお口の変化を見つけることができるかもしれません。
むし歯の有無だけではなく顎関節や歯列咬合の状態も、「食べ物を摂取し、咀嚼する」「表情をつくり、会話する」「運動を支え、身体のバランスをとる」、これらの機能を保ち心と体の健全な成長のために、学校歯科健診での重要な診査項目となっています。
精密検査や治療の必要がある場合は、後日お知らせの用紙が渡されます。早めに歯医者さんを受診しましょう。
学校の健診は集団の中での短い時間で行なわれるものです。用紙を持って歯医者さんに行っても、「異常なし」と言われることもあります。
またこの健診で異常が発見されなくても、自分で違和感や痛みを感じるようであれば診察を受けるようにしましょう。
毎年6月4日からの1週間は歯と口の健康に関する正しい知識を国民に広く普及、啓発すること、そして歯科疾患の予防のために適切な生活習慣の定着を図ることを目的として、全国でさまざまな活動が行なわれています。
歯と口の健康は「健康に生きていく力」に直結します。この機会にぜひ家族みんなでお口の中の健康チェックをしてみましょう。
歯科医院での定期的な検診もおすすめします。
2019年5月15日 9:00 AM ishigami