2017.4.1 髪の健康
- 女性はもちろん、今の時代は男性もヘアスタイルにはとても関心が高く、服を着替えるようにヘアファッションも楽しんでいます。でも、体の健康と同じように髪の健康にも気を遣っているでしょうか?
若い頃には気にならなかった髪の状態の変化にも、年齢を重ねるとともに不安を感じるようになってきます。
いつまでも髪のおしゃれを楽しめるように、髪の健康にも気を遣っていきましょう。
・「髪」はもともと皮膚が変化してできたもの
・髪の主成分は「タンパク質」
・日本人の成人で、生えている髪の本数は約10万本
・髪は1ヶ月で約1cm、1年でおよそ12cm伸びる
・一般的な日本人の髪の太さは0.05~0.15ミリ
成人の頭髪の量は欧米人では約15万本といわれ、東洋人は10万~15万本だそうです。東洋人の中でも日本人は髪が太く密度が低い傾向にあり、7万~10万本程度。
また日本人は欧米人に比べて直毛が多いといわれています。そしてもっとも人種差を感じるのがその色の違いでしょう。髪の色を決めるのはメラニン色素ですが、色素細胞内でユーメラニンとフェオメラニンという2つのタイプのメラニンが合成されます。ユーメラニンは黒色、フェオメラニンは淡い黄色から赤色をしているため、どちらのメラニンが優位になるかで髪の色合いが違ってくるのだそうです。
髪には一定期間成長した後、自然に抜け落ち新しい髪に生え替わるという「ヘアサイクル」と呼ばれる周期があります。
本来3~6年続くはずの成長期に、毛の組織は大きく育っていきます。
しかし、男性型脱毛症になってしまうと、この成長期が短くなってヘアサイクルをくり返していくことになります。毛の組織が大きく育たず、細くて軟らかいまま抜けていくのです。男性型脱毛症の成長期は数カ月~約1年でヘアサイクルが回っていきます。
*内側から*
◎良質のタンパク質を摂ろう・・・
必須アミノ酸を多く含む大豆由来のタンパク質がおすすめ!
(動物性タンパク質は摂りすぎに注意!)
◎緑黄色野菜を摂ろう・・・
髪の代謝を促す「ビタミンB群」、他にもビタミンA、C、D、Eもバランスよく!
◎根菜類でミネラルを補給・・・
イモ類、レンコンやゴボウなどの根菜には体を温める作用があります。
◎ストレスをためないように・・・
強いストレスは自律神経のバランスを崩します。
十分な休息と趣味の時間をもつなどして気分をリフレッシュ!
◎十分な睡眠と適度な運動を・・・
血液は起きている間は内臓へ、寝ている間は骨や皮膚へ多く流れるため、
寝ている時のほうが髪はよく伸びるといわれています。
また運動は全身の機能を高め血行を良くします。
運動の後にはしっかり髪と頭皮のケアを!(汗やホコリ、紫外線にも要注意!)*外側から*
◎頭皮のマッサージ・・・
頭皮を「押す、ほぐす、引き上げる、軽くたたく」などのマッサージで血行を良くしよう!
◎毎日のヘアケア・・・
自分の髪質に合ったシャンプー剤を選びましょう。できれば天然成分のものがおすすめ。
シャンプーは時間をかけてしっかり洗い流しましょう。
コンディショナーは髪に膜を張ることで外の刺激から髪を保護します。
2017年4月1日 9:00 AM ishigami