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新しい家族を迎えたその日から、パパやママは毎日が子育てに大奮闘です。
生後6カ月ほどで赤ちゃんの歯ぐきからまっ白な乳歯が顔を出し始めると、この白くて小さな歯を守ってあげるためにどうしてあげたらよいのか、一所懸命になってしまうに違いありません。親子で楽しく歯みがき習慣が始められるように、成長に合わせた「赤ちゃん歯みがき」のポイントをご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
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★知っておこう
● 赤ちゃんの歯が生え始めるのは生後6ヶ月くらいからですが、歯のもとになる芽(歯胚)は妊娠7週目頃からでき始めます。
そして妊娠4ヶ月頃には胎児の歯の石灰化が始まります。妊娠中はカルシウムを十分とることを心がけ、バランスのよい食事をよく噛んで食べるようにしましょう。ストレスも上手に解消して。
● むし歯の原因となるのがミュータンス菌。このミュータンス菌は生まれたばかりの赤ちゃんには存在しません。
母親をはじめ、赤ちゃんと接する家族から感染することがわかっています。食事の際、大人が使用したスプーンやコップなどの食器の共有は感染リスクを高めます。
● 乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、とても柔らかいため、むし歯になりやすく、その進行も早いので保護者の方のケアが大変重要になってきます。
★やっておこう
● ふだんからお子さんと肌の触れ合いを深めて、体に触られることに慣れてもらいましょう。
遊びの中ででんぐり返りやごろごろしたりして、姿勢の変化や視界の変化にも慣れておくと、『歯みがきゴロ~ン』の予行練習にもなります。● 乳児用のゴム製ブラシやおもちゃ型のブラシを赤ちゃんに持たせてみましょう。大人が一緒にみがき、まねをさせてほめてあげるのも効果的です。
● 仕上げみがき用の正しい歯ブラシを選んでおきましょう。
毛先が短く密集し柔らかいもの、柄がまっすぐで握りやすいものを選びましょう。 -
<6カ月~1歳>
下の前歯が生えてきたらそろそろ歯みがきスタートです。この時期はまずみがく人に慣れてもらうことからゆっくり始めましょう。
ガーゼで歯を拭く程度でもかまいません。上下が生えそろって離乳食も本格的になってきたら、赤ちゃん用の歯ブラシを使って仕上げみがきをしましょう。
★機嫌のいい時を見計らってやってあげるとよいでしょう。
<1~2歳>
奥歯も生え始めるこの時期からはしっかりと歯みがきを習慣づけるために、寝る前などの決まった時間に行うようにしましょう。
親子で一緒に歯みがきをして、まずは自分でみがいてきれいにすることを意識させましょう。★複雑な奥歯のみぞはていねいに仕上げみがきをしましょう。
<2歳~>
歯みがきにも慣れてきたタイミングを見計らって子ども用の歯みがき剤も使ってみましょう。
食事の内容も充実してくると、むし歯のリスクも一気に上がります。毎食後の歯みがきを習慣にしていきましょう。★みがき残しのないように、みがく順番を決めておくとよいでしょう。
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子どもにとっては慣れないことや不快なことでも、歯みがきはこの先ずっと続けていかなければならない大切な習慣です。子どもはほめられるとがぜんやる気を出すものです。
「がんばってお口を開けていられたね!」「泣かないでえらかったね!」など小さな勇気をたたえ、自信をつけてあげましょう。生涯にわたって健康な歯を維持するためには、毎日の歯みがきに加え、定期的な健診も欠かせません。
かかりつけの歯医者さんは、初期むし歯がないか、歯みがき指導や食事指導など、子どもの成長に合わせてお口の健康をサポートしてくれる頼もしい存在です。 -
昨年(2022年)生まれた赤ちゃんの数は1899年の統計開始以来初めて80万人を下回ったことが報道されました。
これは政府機関の推計より10年ほど早いペースで少子化が加速していると懸念されています。今の時代に求められる出産や子育ての政策が進み、働くパパママへのサポートが充実してくれることに期待したいです。
on 2023年5月15日
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