摂食・咀嚼・嚥下

  • 摂食・咀嚼・嚥下「ぱくっ、もぐもぐもぐ、ごっくん。」これは、私たちが食事の際に何度も繰り返す一連の動作を表現したオノマトペです。
    一見簡単に思える動作ですが、じつはとても複雑で、口や舌、のどのさまざまな機能が上手に連携をとりあい成り立っています。

    ふだん私たちは、とくに意識することなく食べ物を口へ運び、咀嚼し、飲み込む動作や、言葉を発する「発話」を行なっていますが、脳卒中などの病気の後遺症や加齢による機能低下で、これらの動作がうまくできなくなってしまうことがあります。

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目の健康

  • 目の健康視力の衰えや目の疲れを感じることはありませんか? 遠くのものが見えづらくなったり、近くのものが見えにくくなったり・・・ 
    人間は脳に送られる情報の80%を目から得ているといわれるほどですから、あなたが思っている以上に目は疲れているのかもしれません。

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汗とにおい

  • 汗とにおいあなたは普段、どんなときに汗をかいていますか? 
    スポーツなどで思いきり体を動かしたとき、サウナに入ったとき、とても緊張したとき、激辛料理を食べたとき、いろいろな場面で私たちは汗をかいています。
    とくに猛暑のこの時期は、メイクは落ちるし、衣服の汗ジミやベタベタした不快さはどうすることもできません。

    体温の上昇を抑えるためには人間にとって汗をかくことは重要です。そして発汗量に見合う水分・塩分補給をすることも、脱水を防ぐためには重要です! 
    今号では汗の役割、そして気になるにおいにも注目してみました。

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すすぐお口ケア

  • すすぐお口ケアあなたは、毎日の歯みがきやお口のケアはどのようにしていますか? 
    ハブラシでブラッシングしている人、歯間ブラシやフロス、ポイントブラシを併用している人など、一人ひとりブラッシングのルーティーンがあると思います。

    では、歯みがき剤はどんなものを使用していますか? 
    泡立ちのよいペースト状の歯みがき剤を使っている人が多いのではないでしょうか。
    今号では、すすぐタイプのオーラルケア商品についてご紹介します。

    むし歯や歯周病は、歯垢に棲みつく細菌が原因です。
    口腔内には約700種、歯垢1mgには数億もの細菌が棲んでいるといわれていますから、歯みがきをしていても歯垢を落としきれていなければむし歯や歯周病のリスクは高まります。

    液体ですすぐタイプなら、歯ブラシでは届かない奥歯の奥や歯と歯の間、歯と歯ぐきのすき間にまで薬液を行き渡らせることができます。
    いつもの歯みがきルーティーンに『すすぐ』お口ケアをプラスしてみてはいかがでしょうか?

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スカルプ&ヘアケア

  • スカルプ&ヘアケア今年は遅い梅雨入りとなりましたが、この短い梅雨が終わると、夏の強い日差しが容赦なく私たちの頭上に降り注ぎます。
    真夏の屋外では太陽の一番近いところで強い紫外線を浴び、大量の汗や皮脂を分泌します。室内ではエアコンの風によって髪や頭皮は乾燥し、相当なダメージを受けることでしょう。

    また暑さで食欲が落ちたり、夏に向けての無理なダイエットで髪の栄養状態が悪化してしまうことも考えられます。

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おとなのむし歯

  • おとなのむし歯日本人のお口の健康に関する意識の高まりで、今の子どもたちのむし歯は年々減り続けています。
    一方で、30~40年前の子どもたちはほぼ全てがむし歯を経験している世代です。現在40代以上のおとな世代ですね。

    そんなおとな世代のむし歯が、近年増加傾向にあることをご存じでしたか?

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紫外線対策

  • 紫外線対策紫外線が体に及ぼす影響は、どれも私たちの老化を促すものばかり。シミ、シワ、たるみなど、年齢を重ねるにつれて増えるお肌の悩みにも紫外線の影響が大きく関係しています。
    その他にも白内障やドライアイの原因になったり、体の免疫力を低下させることもあります。

    夏に向けてこれから対策していこう!と考えている人でも、梅雨の期間はくもりや雨の日が多くなるため紫外線に対する警戒心もゆるくなってしまいがち。
    うっかり強めの紫外線を浴びてお肌トラブルを引き起こさないように、くもりや雨の日もしっかり紫外線対策することをおすすめします。

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舌の位置

  • 舌の位置リラックスして口を閉じているとき、自分の舌の位置がどうなっているか意識したことはありますか?
    「食事をするとき」「会話をするとき」「呼吸をするとき」それぞれの動作をスムーズに行うために、舌の位置や動きはとても重要になってきます。

    舌には正しい位置があって、舌を正しい位置に保つためには「舌の筋力」が必要です。
    舌の筋力は全身のバランスを保ったり、健康で若々しさを保つためにも大きな役割を果たしています。

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ネット(ゲーム)にハマる

  • ネット(ゲーム)にハマる私たちは誰でも、何かに心を奪われ、没頭し、夢中になってしまうことがあります。
    好きな俳優、アイドル、アニメ、漫画やゲームのキャラクターなど・・・「推し活」といえば自分もそうだ! と思い当たる人もいるのではないでしょうか。

    私たちの手元には、いつでも世界中に繋がることができるデジタルデバイス、スマートフォンがあります。
    スマホからはユーザーの興味や嗜好に合わせたピンポイントな情報がどんどん提供されるしくみになっています。

  • ハマるメカニズム

    スマホの普及によって、ゲームやSNS、音楽や動画などのコンテンツをいつでもどこでも楽しめるようになりました。
    スマホで楽しむゲームには、以前のようにゲーム機やソフトを購入しなくてもよい手軽さや、無料で始められるものが多く、だれでも気軽にプレイを始めることができます。

    そして、ゲーム内の一定のミッションをクリアしても、次のステージが用意されていたり、新たなアイテム、キャラクターなどの登場によって、ユーザーはずっとゲームを楽しめるようになりました。

    推し活命!

    ハマるメカニズムには、やる気や幸福感をもたらす「ドーパミン」という物質が大きく関係しています。

    脳からドーパミンが放出&ハッピーゲームや推し活などで何らかの報酬(楽しい体験)を得られたとき、また得られそうな期待感が高まったときに脳から神経伝達物質であるドーパミンが大量に放出され、これを受容体が受け取ることで私たちは幸せな気分を感じることができます。

    ネットゲームなどではこの脳の活動が繰り返されることで回路が活性化し、ゲームが習慣になっていきます。

  • 「気象病」のメカニズム

    ドーパミンには幸せな気持ちにさせてくれたり、集中力ややる気をアップさせてくれる効果がありますが、過剰に分泌されると脳内のドーパミンを受け取る受容体の数が減ったり、ドーパミンの分泌能力自体も低下してしまい、長時間やり続けても幸福感が得られない状態になってしまいます。
    そうなると、今までのような満足感を得るためにさらにのめり込んでしまうといういメカニズムに陥ってしまうことがあります。

    では、ネット(ゲーム・スマホ)依存などといわれる状態になってしまうのはどこからなのでしょう?
    その境界線はあるのでしょうか?

    WHO(世界保健機関)による国際疾病分類の最新版「ICD-11」で、『ゲーム障害』についての国際的な診断ガイドラインができました。
    基本的にはネット全般においても同様の考え方で診断が可能となります。
    厚生労働省:「ゲーム障害について」

     

    ※心身の健康が崩れる

    ・一日一食になったり、食事を摂らなくなるなどの食生活の乱れ
    ・睡眠不足や昼夜逆転などの睡眠習慣の乱れ
    ・服装の乱れや、入浴をしないなどの衛生面の乱れ
    ・イライラしたり、焦燥感などの心理的な乱れ
    ・首や肩のコリ、眼精疲労や視力低下などの身体的異常

    ※社会生活が崩れる

    ・学校や会社での成績の低下、遅刻、欠席・欠勤をする
    ・約束した時間やルールが守れない
    ・ネットやゲームに関することでうそをつく
    ・攻撃的なことばや行動がみられる

    脳からドーパミンが放出&ハッピー

    「ハマり過ぎ」と「依存」の境い目については、はっきりと“ここまでが”“ここからが”ということは難しいようです。
    本人に自覚がなくても、上記のような状態を家族や周りの友人が気づくことで、はやめに専門科へ相談したり対応をすることが大切です。

  • デジタルデトックスを取り入れよう

    仕事やプライベートでもパソコンやスマートフォンを長時間使い続けている人は、気づかないうちに脳が過度に疲労して不調をきたしている可能性があります。デジタルデトックス
    たまには周りにあるデジタルデバイスを手放して過ごしてみるのはいかがでしょう? 

    スマホから離れていることでかえってストレスにならないように、まずは短めの時間から始めましょう。
    スマホからの通知をオフにしたり、外出時の移動や、休憩時間などは本を読んでみたり、自分に合ったデジタルデトックスを楽しんでみてください。デジタルデトックス

入れ歯のお手入れ

  • 入れ歯のお手入れ高齢になると、むし歯や歯周病の進行で自分の歯を保つのが難しくなってきます。
    厚生労働省の『令和4年歯科疾患実態調査結果』によると、45~54歳では1人平均1.4本、55~64歳では3.0本、65~75歳では6.0本、75~84歳では11.2本、85歳以上では14.1本、歯を失っています。

    失われた歯の代わりとして入れ歯を作り、その入れ歯とともに健康で快適な“健口ライフ”を送るためには、入れ歯のお手入れは欠かせません。
    入れ歯はお手入れ次第で使用できる年数が大きく変わってきます。また、残っている歯やお口の粘膜のケアも忘れてはいけません。

    今号では、大切な「入れ歯のお手入れ」についてご紹介します。

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天気の変化と体の不調

  • 天気の変化と体の不調今年は桜の開花も当初の予報よりずいぶん遅れ、3月の後半は冷たい風が強く寒い日が続きました。
    季節の変わり目のこの時期は、1年のうちで寒暖差が最も大きく、気圧の変動も大きくなります。

    また、新年度を迎え、入学や就職、転職や異動、それに伴って引っ越しなどで新生活が始まったりと、環境が大きく変化する季節でもあります。

  • 季節の変わり目が要注意

    朝夕と日中の気温差が大きいこの時期、頭痛や肩こり、めまいなど体の不調に悩まされる人が多くなります。
    気象病が辛い女性また、天気が崩れると首のこりや背中の張りがあらわれたり、古傷が痛んだり・・・ 中には関節痛や胃痛、疲労感や気分の落ち込み(うつ)などの症状があらわれることも。

    医学用語では『不定愁訴』といわれますが、気象の変化により自律神経の働きが乱れて起こるさまざまな不調について近年、「気象病」という名称で認識されるようになってきました。

  • 「気象病」のメカニズム

    気温や湿度、気圧の変化が引き金になって発症する「気象病」ですが、そのメカニズムは、耳の奥にある『内耳』が刺激を受け、自律神経である交感神経と副交感神経がバランスを崩すことで頭痛やめまいなどのさまざまな不調を引き起こします。
    内耳には気圧の変化を感知し、脳に信号を送るセンサーがあるとされているからです。

    自律神経の乱れ

    また恒温動物である人間は、一般的に7℃以上の寒暖差があると、体温調節に使うエネルギーの消費が大きくなり不調が出やすくなるといわれます。体温調節にも自律神経の働きが大きく関与しています。

  • あなたは天気の影響を受けている?

    以下のチェックリストの上2項目の両方、またはどちらか1つでも該当する人は高確率(80%以上)で気象病であると判定されます。

    □ 天気が変化する時に体調が悪くなる
    □ 雨が降る前や、天気が変わる前になんとなく予測ができる
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    □ 季節の変わり目など気温差が大きい時に体調が悪い
    □ 耳鳴りやめまいが起こることが多い
    □ 乗り物に酔いやすい
    □ 古傷があり、ときどき痛みが出る
    □ 運動習慣がなく、ストレッチや柔軟体操などをほとんどしない
    □ 姿勢が悪い(猫背、反り腰)
    □ 歯の食いしばりや歯ぎしりをする、顎関節症である
    □ 日常的にストレスを感じている

    気象病を訴える人の多くは10~50代の女性です。
    生理周期や更年期など女性ホルモンの影響を受けやすいPMS(月経前症候群)や更年期障害の症状と重なることで、さらに強い症状に悩まされることがあります。

  • 予防と対策

    《自律神経を整えましょう。》

    ・栄養バランスの取れた食事、特に朝食は抜かずにしっかり摂りましょう
    ・散歩やヨガなど、適度な運動を行いましょう
    ・シャワーのみではなく、ゆっくりお風呂に浸かりましょう
    ・着脱可能な服装やアイテムを取り入れて、暑さ寒さに対応できるようにしましょう
    内関のツボ・良質な睡眠をとりましょう(夜更かし、深酒などはNG)
    ・自律神経の乱れに効く内関のツボを心地よい程度に指圧しましょう
    ・内耳の血行を促す「耳まわし体操」は頭痛の緩和に即時効果が期待できます

    耳まわし体操①耳まわし体操②

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