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早い梅雨明けから1カ月あまり。ジメジメした猛暑の毎日で夏バテを感じている人も多いのではないでしょうか。
暑さで食欲が落ちると、のどごしのいい冷たいそばやそうめんだけといった糖質中心の食事が続いて栄養バランスが崩れがちになったり、冷たいもののとり過ぎで胃腸の機能が低下してしまい、さらに体調不良を招いてしまうことも。また汗をたくさんかく夏は、汗と一緒に体内のビタミンやミネラルが排出されてしまうので、この時期とくに意識して摂取したい栄養素です。
夏に不足しがちな栄養素を中心に、取り入れられそうな食材をバランスよく摂取して、この夏の猛暑も上手に乗り切りましょう! -
暑気中り(しょきあたり)、夏負けなどともいわれ、日本の夏特有の高温多湿が続くことが影響して起こる身体の不調のことを、私たちは「夏バテ」といっています。
その症状やあらわれ方は人それぞれですが、おもに食欲の低下、全身の倦怠感、睡眠障害、気力の喪失、むくみや頭痛などがあげられます。とりわけ内臓や血管などの働きをコントロールする自律神経が乱れると、体内の環境を整える機能がうまく働かなくなってしまいます。
そこで真っ先に負担がかかってしまうのが胃や腸なのです。 -
食材の色に注目してみると、自然と栄養バランスもとれて見た目にも食欲が増して食事も楽しくなりますね!
汗をかく量が増える夏は、ビタミンやミネラルがどうしても不足しがちに。身体の調整役として健康維持、体調管理には決して欠かすことのできない栄養素です。
とくに30~40代の女性は足りていないといわれています。
レモンや梅干しなど酸味のある食品には、エネルギー産生に必要なクエン酸が豊富に含まれています。
疲労回復が促され、食欲増進効果もあります。また、唐辛子やしょうがなど、発汗作用のあるスパイスも夏バテに効くといわれています。
うなぎや焼肉などは、栄養価が高くスタミナ料理として、また身体を温め発汗を促す香辛料も夏バテ対策に有効ですが、すでに胃腸が弱っている人にとっては脂っこいもので消化不良を起こしたり、刺激物で胃を痛めてしまうことも。
自分の体質や今の体調に合わせて調整しましょう。 -
暑さで寝苦しい夜は、エアコンを使って質のよい睡眠時間をしっかり確保しましょう。
エアコンの設定温度は28℃(環境省推奨)を目安に、風が直接当たらないように気を付けて。また、入浴はシャワーばかりで済ませず、38~40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かってリラックスしましょう。
自律神経の働きを整えて、寝つきも良くなります。入浴前後の水分補給も忘れずに! -
夏バテによって代謝機能が低下した状態を放置してしまうと、代謝が上がってくるはずの秋になっても改善されないまま、代謝の悪い身体になってしまう恐れがあります。
元気に夏を乗り切るために、そして1年中バテにくいカラダで毎日を過ごすためにも、自分に合った食事や生活でリズムを整え、免疫力アップを目指しましょう!
on 2022年7月28日
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